VRの非ゲームコンテンツについて(その1)
昨日、VRの普及シナリオという題で書きましたが、
そこで、普及に際しては「非ゲーム領域のコンテンツが増える必要がある」と記載しました。
いわゆる、「VR=ゲーム=自分には関係ない」と思う、イメージの払拭が必要と考えています。
では、どのような非ゲームコンテンツが想定できるのでしょうか?
<非ゲームコンテンツ例>
例えば、現在すでに発表されているものなどでも、非ゲームコンテンツと分類できるものは多くあります。
◆360度動画(C to C)
一つは、360度動画のホームビデオや疑似体験動画です。
現在は写真や動画で記念撮影など行いますが、それらを360度動画にしてVRで視聴することで、よりイメージの具現化、体験の実感を得られるというものです。
なお、360度動画に関しては、下記の記事でも記載しました。
◆シネマティックモード(大画面のTV、映画)
こちらはVRを利用して、VRの空間内で既存のコンテンツを大画面で視聴できるというものです。226インチのTVを10万円以内で購入できる、と考えれば安いものでしょう。
◆アダルト
これは定番ですね。デジタルもののビジネス化・収益化には欠かせない分野でしょう。
VRには興味がなくても、アダルトには興味がある人など大勢いらっしゃるはずです。
◆心理療法
個人的にはこうした社会的ニーズは意外と高いと思っています。
下記の記事でも取り上げましたが、「VRがその圧倒的な没入感によって「心理」に影響を与えるのなら、こうした精神疾患を未然に防ぐのに活用できる道はある」と考えています。
◆ソーシャルVR
ソーシャルVRは今後、MMO※のような形で増えてくると思います。
現在は下記のようなコンテンツがあるようです。
※多人数が同時に参加できるオンラインコンテンツ
◆イメージトレーニング(スポーツ、教育分野)
スポーツや教育の分野では、あらかじめVRによる体験を得た後に学習するという形が主流になるでしょう。
◆英会話
英会話なんかにも使えると思います。
現在は留学や英会話教室に行って英語の日常体験を得ますが、今後はVRを活用すればその必要はなくなるかもしれません。
外国人の恋人を作れば話せるようになる、なんてよく言いますが、「外国人の擬似的恋人」をテーマにしたコンテンツなんて出てくるかもしれませんね。
留学費用(数十万〜数百万円)と比較すれば、安いものでしょう。
VR x ライブチャット。女の子とVRでチャットできるAliceX - VR18
◆VR×芸術表現
VRを活用すれば、絵画、音楽に匹敵する、もしくはそれ以上の芸術表現の手段となるでしょう。
下記の記事でいろいろ書きました。
◆ライブイベント
これこそオリンピックなどで活用されそうですね。
アーティストのライブもこれで全国配信ですね。
その他にも様々な非ゲームコンテンツが考えられると思います。
今回はタイトルで「その1」としたのは、他にもいろいろあると思うので、いったんこのような記載にしました。
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